2020年09月28日 22時18分
対戦は一緒に試合を作り上げるという事
先日は焼津で練習試合を組んで頂きました。
三つ巴戦の1試合目は本日のホームチームとの対戦、初顔合わせですが実はこのグラウンドのすぐそばに仕事上の大得意さんの会社があって、平日練習の風景をよく目にしていたので一方的に親しみを感じているチームでした。
練習風景は遠目に拝見していましたが対戦は初めてですから、どんなチームか興味津々です。
試合前のシートノックで目についたのはピッチャーの子。ユニフォームがセカンダリーなので背番号で判断できませんが、恐らく主戦投手と思われます。センスがよいのはすぐ分かったのですが動きが緩慢に見えましたので、1番2番打者にセフティバントで揺さぶるように指示を出しました。
そして反応を見たのですが、見事に裏切られました。動きが緩慢に見えたのは単に落ち着いているからであって、打者の動きに対する反応やスピードはとてもレベルの高いものでした。
打者を見て投球に緩急を付けたりと野球をよく理解して考えて投げているなぁと感心しましたし、またそういった対応が嫌味じゃないので試合がとても楽しく進みました。相手によって対応を変えるのが、相手をなめているのでなく、しっかり考えているようでこちらも気持ちが良いのです。
試合の方は相手投手の3種類の球速のうち、たまたま半速球にタイミングのあったウチの打球が外野の頭を超えて得点することが出来、ウチのピッチャーもいつになくまとまっていたため2対2の引き分けに終わりました。
ちなみにスリーボールスリーボール!と待球する事なく両チームが積極的にバットを振れば7イニング戦って1時間半でゲームが完了するというお手本のようなゲームでした。
試合後に監督さんと話しをしましたところ、やはりピッチャーの子はいわゆる野球小僧で野球をよく知っているとの事。ただ気が強いのか熱くなって崩れることもあるようで、今日は崩れずに最後までいいピッチングをしてくれて本当に良かったと思います。
あとはキャッチャーの子がもう少しキャッチング、フィールディングが良ければと思ったものですから、監督さんの了承を得て3試合目の準備のためにブルペンに入ったバッテリーにキャッチングの指導など始めてしまいました。いつもの悪い癖ですw
先ほどのピッチャーの子はキャッチャーもやるようで、私のワンポイントのアドバイスをしっかり聞いてくれました。最初に話しかけた時には何だこのおっさんは?みたいな顔をしていましたが、技術的な話しを始めたら途端に食い入るように聞き始めたあたり、やっぱり野球が好きなんだなぁと感じました。
次の試合を見たら先程アドバイスした動きがもう出来ていたので、さすがと思いました。
ウチの子たちにもこのくらいすーっと指導が染み渡るようにするには、一方通行でお仕着せの指導ではなく、子供たちが野球を吸収できる状態をまず作らなければと、今一度指導の前段階の環境づくり動機づけを考えなければと思った1日でした。
いい選手、いいチームさんとは対戦はもちろんですが一緒に野球を楽しみたいと思っていますので、いつか合同練習をしましょうとお願いをして帰路につきました。
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